現在使われているサーマクールにも違いがあります。
初代サーマクール、そしてより速く照射できるように改良された2代目サーマクールNXT、
さらに最新型のサーマクールCPTです。
サーマクールCPTは効果が高くなっていますので、サーマクールの施術をお受けになられる際にはサーマクールCPTでの施術をお受けなられることをおすすめします。
上記3つの複合により、リフトアップ効果はより高くなり、サーマクールの唯一の欠点であった熱さや痛みなどの副作用 は大幅に軽減されました。これまでも切らないたるみとりの代名詞はサーマクールでしたが、さらに一段とその地位を確実にし、他の治療との差が大きいものに なりました。
新しい治療が登場しても効果が低ければその治療は次第に廃れていきます。
いい治療というのは廃れることなく定番となり、機器やその使い方に改良が加えられながら、脈々と治療が行われることとなります。サーマクールもこの定番の治療のひとつとなっています。
初代のサーマクールからサーマクールNXTへと進化し、今回はさらに進んでサーマクールCPTとなりました。サーマクールは切らないナチュラルなたるみとりの中で最強とされる治療ですが、強く施術を行うとかなり熱いことや痛みがでることがあるのが弱点でした。
サーマクールがはじまった初期には、1回のみ強く照射するシングルパス方式で、皆さんは泣きながら痛みに耐えて施術を受けておられました。その後 やや出力を下げて、重ね打ちを行うマルチプルパス方式となり、機器もサーマクールNXTとなってより患者様にやさしい治療となっていました。
そして今回さらに熱さや痛みなどの副作用を減らし、効果を高めたのがサーマクールCPTです。
CPTは “Comfort Pulse Technology” (快適なパルス技術) の略です。
サーマクールCPTはゲートコントロール理論を応用して進化しています。ゲートコントロール理論というのは、触覚、圧覚、振動覚などは太い神経線維によっ て脊髄から脳へと伝わり、痛みの感覚などは細い神経線維によって伝わるのですが、この太い神経への伝わりを増やすことで、細い神経への伝わりを抑えること ができるという理論です。
サーマクールCPTはお顔に当てる部分が振動しながら照射を行うことができるようになっており、さらに照射エネル ギーも均一に照射されることやパルス状にエネルギーが照射されること、冷却も追加でパルスで行うことなどにより、熱さや痛みなどの副作用を減らすことがで きます。
左が新開発フレームチップで、右がいままでのチップです。
※フレームチップはCPT専用です。
照射中のチップ先端の温度を測定しています。
オレンジ色のところが温まっている部位ですが、NXTでは不均一に中の抜けたリング状に見えますが、CPTではムラなく均一に温度上昇しているのがわかります。
皮膚に当てる部分が振動しますので、今までのような熱さを感じません。
ピンク色の柱に見えるところが高周波照射部分です。途中にみえる白いすきまは高周波が出ていない瞬間を表し、連続ではなく、断続的に高周波が照射されています。
冷却自体は持続的に行われているのですが、青くみえる柱の部分は強力な冷却が追加でパルス状に行われています。
美容機器の進歩は速く著しいものですが、その一翼を担うものがサーマクールです。
これまでサーマクールを受けてこられた方で新たにサーマクールCPTをお受けになられた方にもご好評をいただいています。
一時的な赤み、治療箇所のほてりがありますが、治療後すぐに冷却しますので、お帰りの際にはほとんどの方が落ち着かれています。
治療後は一時的に、お肌が敏感になり、乾燥しやすくなったり、日焼けをしやすくなることがありますので、充分な保湿と日焼け対策をお心がけください。
未承認機器を用いたことの記載
この治療は、国内未承認医薬品または医療機器を用いて施術を行います。
入手経路等
治療に用いる医薬品および機器は当院医師の判断の元、個人輸入手続きを行ったものです。
個人輸入において注意すべき医薬品等について詳しくはこちらをご覧ください。
国内の承認医薬品等の有無の明示
同一の成分や性能を有する他の国内承認医薬品等はありません。
機器の欧米各国における承認取得情報
米国(FDA 2002~)、EU、オーストラリア、カナダなど、世界12か国で承認
機器の添付文書に掲載している重大な副作用一覧 (ない場合、 FDA など承認取得時の内容)
火傷、皮膚表面の小さな凸凹、一時的な痛み、ひりひり感、麻痺感、一時的な小瘤、一時的な紅斑、一時的な腫れ、色素増強、水泡形成、ヘルペスの発症
機器の世界における納入台数
約 5303 台
累計患者数または治療数
治療数約2,000,000件
副作用報告(各国の厚生労働省などに提出しているもの)
既知の副作用報告34件(2017年度)
製造元
SOLTA MEDICAL社(米国)